太陽電池パネルと車内用電源/LED照明。

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 車内で電気を使用する場合、車載バッテリーとは別に生活電力供給専用のバッテリーを積んでおくと便利です。

 移動中は車のシガーライターソケットから充電し、エンジン停止中はソーラーモジュールから充電します。



 必要な発生電力はそれぞれ使いたい電気機器により違いますが、とりあえず「テレビ・DVD/10W前後」と「照明3W程度(12VのLED電球/車内でちょうど良い明るさ)」です。あとは扇風機と換気扇ぐらいでしょうか。DC/ACインバーターを用意しておけば100V機器も使用できます。

 発電量はこれらの2倍ぐらいはあった方がいいと思います。25W程度はほしいものです。
パネルに表示してある発電量は最大であって太陽との角度等、その他条件によって減少します。

1.3Wの冷陰極管(特殊な蛍光灯)をプラスチックスケースに収めたライト。12V。LEDの光より優しい。
2.12V3.8WのLEDライト。(12Vを100Vに昇圧してまた3.5Vに落とすことなく使える。DC/ACインバーターを使うと変換ロスが発生する。)
3.9インチのDVD付きのテレビ。調子が悪い。





バッテリーの容量とパネルの性能。


バッテリーは小型車用に使われている「40B19L(R)」「(36〜40)B19L(R)」が容量の割には安価で買え、とりあえず便利です。


最初の数字「40」がバッテリーの性能(容量)です。「B」は側面の面積、「19」は側面からの長さ、L(R)はターミナルの位置です。

さて、容量ですが、この手のバッテリーの場合「5時間率」で表され、「40」の場合、8Aの電流を5時間流せることになります。8X5=40です。

車内で使用する電力が12Wの場合、流れる電流は12(W)/12(V)=1(A)なので、40時間使えることになります。これは新品、フル充電状態で公称容量が正確に反映されている場合に限りますが。

逆に12Wのソーラーパネルでは、ほぼ空の状態からは40時間充電しないと満タンにはならない計算になります。晴天でも4〜5日はかかることになります。電池は空になっていないとしてもこの2倍くらいの充電出力はほしいものです。


++この電池の注意点としては、
1.横倒しすると液漏れする、
2.過放電させると寿命がかなり低下する。
3.重量物である。

++利点としては、
1.容量の割には安価である。
2.車載バッテリーが上がってしまった場合、始動用に使える。

**50Wのソーラーパネル。

**3Wのソーラーパネルを8枚並列接続して使っているもの。


 高価ですが、完全密封型の鉛電池もあります。電解液をゲル状にしてあるため横倒ししても液は漏れることなく、この状態でも使用できます。液体の電解液ではないため大電流には対応できず、エンジン始動に使うことができないのが欠点です。

店舗照明用に作ったLEDライトセット。


電流計・電圧計と充電コントローラー。

自動車の発電装置は12Vの鉛バッテリーを13.8Vで充電するよう設計されています。
バッテリーのターミナル電圧が低いほど大電流が流れ13.8Vになった時点で電流は流れなくなります。
この制御装置をレギュレーターと呼んでいます。

電池の状態もしくは充電状態を確認するには電圧計と電流計は必需品ですが、「見てもわからん」という人も多いようです。

自動車の場合は運転中は常に電流が必要に応じて流れる状態にあるので問題はありませんが、ソーラーパネルの場合はかなり不安定であることを考えると電圧ぐらいは見ておいた方が無難です。過放電は電池に致命的な損傷を与えます。



++フルスケールで電圧計は20V,電流計は5A。
++この充電コントローラーは最大4A。

50W級のパネルの最大電流は2.77Aなのでこれより大きいものを使わなければなりません。
このセットは昼天、屋外でPC等を使用しながら充電することを想定して作ったもの。

車載のものは一目で数字を読みとれるデジタルの電流/電圧計を使用しています。






パネルの大小による利点と欠点。



++50W級になるとパネルサイズは大きくなり車載しにくくなる場合がある。

++小さいパネルの場合、複数枚必要となりセッティングに時間がかかる。面倒である。



当たり前ですが太陽光がパネルに垂直に当たるようセッティングしなければなりません。

 パネル全体に光が当たっている場合は問題ありませんが、一部が陰った場合発電量が極端に落ちるか、全く発電しなくなるおそれがあります。
これは一枚のパネルには複数のセル(太陽電池単体)が直並列に接続され密封されているのですが、影になった部分で電流が遮断されてしまうようです。
光が当たっている部分は発電していて使えると思いがちですがそうではありません。

この意味は・・・。

++効率の良い大きいパネルでも一部が”陰る”ことですべてが全く使い物にならなくなります。

++小さいパネルは効率は悪いものの複数を並列接続しておくことにより、一枚が陰に入り発電しなくなっても他のパネルは発電し続けます。


++常に近くにいて自分で管理できる場合は問題ありませんが、駐車中にフロントガラス下に置いて充電しておきたい場合は部分的に影になるのは当たり前です。
車内で充電したい場合は小型のもの複数枚が良さそうです。

なお、フロントガラスを通すと発生電流は半減します。



ソーラーパネルとバッテリー、その他パーツセットの販売。(終了)


++近隣もしくはクラフトフェアなどで直接お会いできる方に限り以下のセットを販売します。
++パーツ類はそのまま簡単に接続できるように加工しておきます。
++使用方法は直接指導します。
++自分でパーツ類をそろえ加工するよりは高くなります。
++価格は20,000円程度を予定しております。
++電流計、電圧計は付属しません。
++興味のある方は直接メール等で連絡してください。

1.ソーラーパネル/12W2枚
2.バッテリー/「38B19L(R)」(36〜40)
3.充電コントローラー(4A)
4.シガーライタープラグx2
5.シガーライターソケットx2
6.12V3.8WLED電球。(クリップ等の固定具はありません)
7.その他検討中。







04年に製作したパネル。










リチウムイオン電池

 ハイパワーLEDにカメラ用リチウム電池を使うフラッシュライトが各社から販売されるようになりました。 小型で明るく非常に便利ですが、電池代が恐ろしく高くなり困りものです。

 そこで思いついたのがこれです。秋葉原などで売られているジャンク品の電池パックから取り外した汎用のリチウムイオン電池はちょうどCR123・2個分の長さで直径は同じ(SONY製のもの)だったのです。長さの関係上CR123を2個使うタイプのフラッシュライトしか使えませんが、電池は新古品で一本あたり百数十円と安く、充電して使えるので電池代の心配がなくガンガン使えます。クラフトフェアの時の照明にも使えるのではないかと思います。

 ただリチウムイオン電池は充電方法等、使用方法を誤ると”発火破裂!!”

の危険があるそうで、電気の知識が少々ある人しか使えません。電池パックを開けるとリチウムイオン電池はいろいろな保護回路に囲まれています。自信のない人はやめましょう。

 電圧ですが、CR123・2個は6V、リチウムイオンは3.6Vでかなり低くなりますが、もともと3W・LUXEONの定格電圧は3.7VでDC-DCコンバータで変圧していたので、ほぼ問題はありませんでした。


リチウムイオン電池

 上記「17670」という電池でしたが「17500」が手に入ったので早速使ってみました。

 「17500」2個分はちょうどCR123・3個分の長さで直径は同じです。電圧は7.2vですが遜色なく使用できました。

 写真の二個ある青色のものがリチウムイオン電池、白い3個のものがCR123です。


汎用リチウムイオン電池と充電器

 妙な充電器が手に入りました。箱には中国語の簡体字がかかれており詳しい説明書などはいっさいありません。17670や18650・RCR123などが充電できるそうです。写真は撮影用に18650を入れてありますが、これに単三タイプとCR2タイプのリチウムイオン電池を充電するためのアダプタが付いて売られておりました。

 単三用アダプタで17500が充電できます。

 なんだか怪しい?充電器ですが重宝しています。

  写真3は上から18650/17670/17500/RCR123です。



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